恋愛話ばかりなのでここで一つお話をしたい。

高校生になり、わたしには高校生の親友ができた。
本当に世話焼きの友達。

彼女の名前はまりと呼びましょう。

まりとはいつも何をするにも一緒だった。
本当にわたしのこと、ほっとけなくて
大好きなんだろうなってひしひしと
伝わるくらいわたしを思ってくれてた。
心配してくれ、味方になって、一緒になって
怒ったり泣いたり。わたしのだめなとこも
ズバッと言ってくれる。

とても大切な親友。

喧嘩もよくした。
お互い素直じゃなくて、謝れなくて
そんなわたしのことを理解してる
まりだからこそ、結局最後には謝ってくれて
仲直り。

ずーっとこんな日々が大人になっても
あたりまえのように続くと思っていた。

高2の夏、皆勤賞だったまりが
体調不良で早退した。

まりはその日から学校へこれなくなった。

たまに背中が痛いということがあって
それでも毎日笑って過ごしてたから
心配はしていたけど、すぐ治るって思ってた。

夏休みが過ぎても登校してこなかった。

夏休みが明けたら来るね！という言葉を信じてたのに。

まりは元気だと言った。
たまに痛いけどって。

まりとわたしは担任と仲が良かった。
担任なら絶対本当のことを知ってると思った。

放課後待つように担任から言われた。
2人で話した。わたしの方から質問しても
体調に浮き沈みがあると同じような答えが
返ってきた。

それは知ってる。とわたしは言った。
ただ担任は本人は直接言いたいと思うから
待ってあげなさいと言われた。

まりのお母さんとも、頻繁に休む前から
連絡は取っていたけどしつこくするのもと
一時連絡しない時期があった。

気になって仕方なかった。
待てなくて、お母さんに連絡した。

久しぶり、から始まった文面。
読み進めた。

そしてまりが入院してると知った。

信じられなかった。
信じたくもなかった。