小説書きなよ!

恋多き女我が人生でした!少しでも読んでくれた方の笑い話しになれたら嬉しいです!恋愛相談?恋愛雑談なんていつかしたいなと思う今日この頃の私(どこかで聞いたことあるフレーズ(°▽°)

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女好きJ

男というのはいつの時代も女の子が大好き。


そんな人、周りにいませんか?
浮気性とはまた違うかもしれないけど。
女好きは治るものではありません。笑


7股男と別れを告げ、わたしは頻繁に休み前になると
地元へ帰っていた。
門限以外、休みにでかけることに制限はなかったけど
その時間に必ず帰らないといけない。ということが
面倒だった。


かといって実家に帰っても、夏は5時、冬は7時という
門限があった。父が怖かったので、門限を破るなんて
できなかったけど、気をつかわずに過ごせる時間の方が
寮の門限よりいいと思ってたから。


よく実家に帰るようになってたのもあり、中学の同級生と
連絡をとって遊ぶようになった。その相手がJ


中学の時から、女の子大好き、〇〇ちゃん!〇〇ちゃんと
口を開けば、女の子の名前しか出てこないような男。


それを見てて、特に何かをJに思うことすらなかった
中学時代。冗談で俺とつき合おう!って言ってはいたけど
もちろんいろんな子に言ってたから本気にしたことも
なかった。


高校生になり、遊ぶようになって
いつしかJに会うために地元に帰っていた。
気がつけば付き合ってた。
わざわざ言葉を交わしたわけでもなかったけど
いつの間にか彼氏彼女になっていた。


付き合うまではなんとも思わなかったけど
付き合い始めてから、高校でどうしてるのか
また女の子とイチャイチャしてるんではないか。
心配が増えた。


でもJと同じ高校に通う女友達がちゃんといつも
釘を刺してくれていた。


Jにはいつでもどこでも一緒にいるKTという
幼馴染がいた。Jと会うようになって
KTとも連絡先を交換してたこともあって
たまにKTに相談することもあった。


心配は確かに絶えなかったけど、どこかで
自信を持って信じてる自分がいたから
会えない時間も乗り越えられたし
地元に帰る少しの時間会えることが大切な
ものになっていってた。


ある日、門限10分前。
いつも通り帰る時間か〜って話してた。
でもどうしてもその日は帰りたくなかった。


明日からまた1週間、会えなくなる。


大丈夫?帰ったほうがいい!って何度も
言ってくれたけど、30分、15分でいい。
あと少し一緒にいたかった。


携帯の電源を落とした。


本当にたった30分のつもりだった。





7時半になり、もうこれ以上は無理だね。と
思って携帯の電源を入れた。


20件超える不在着信、母、兄からの大量のメール。


今どこ?とにかく連絡しろ。
父がハンパじゃなくキレてる急げ。


当然電源が切れてるなんて言い訳は父には
通用しない。


Jとあってた場所は実家から5分の所だったから
すぐに母が迎えにきた。


母は黙っていた。


わたしは時間守らなくてごめんなさい。


それでも母は黙っていた。


これからのことは想像がついた。
もうとんでもなく怒ってる父の想像ができていた。


ただいま。と家に入った。


父、座りなさいと一言。


父、母、兄、わたし。
沈黙の時間が過ぎた。


何をしてたのか、なんで連絡つかなかったのか
たくさん聞かれた。


ごめんなさいと嘘の言い訳を淡々と言った。
男と会っていたなんて死んでも言えない。


いつか男を連れてきたら、殺す。
そういって育てられた。


冗談ではなく、父ならやりかねない怖さがあって
男を紹介する日が来るとしたらわたしが結婚すると
決めた時くらいだと思っていた。


いろんな言い訳をしても、終わらない。
お前を信じられない、お前には我慢強さが足りない。
それ今いう話なのか?と思うことさえ、父はわたしに
叫び続けた。母にもお前の教育がなってないと
怒鳴り散らし。それだけは許せなかった。


自分はいくら言われても構わない。
母を怒鳴りつける父のことは本当に嫌いだ。


それでも父はわたしのことが腹が立って
仕方なかったんだろう。


机の上にあった急須を投げつけられた。
ギリギリで避けた。この時の反射神経はすごい。


さすがに兄が止めに入った。
これ以上は危ないと思ったんだろう。


わたしは疲れた。


それ以上に母と兄は疲れただろうし、申し訳なかった。


寮へ帰る日だったから、市内まで送ってもらった。


母はあまり心配かけないでね。と
一言それだけだった。


Jにもある程度は話し、門限は守りつつ
会ってはいた。前ほどは帰らなくなっていた。